1 輸出入の流れ
■決済通貨
②‐1 M&Y INTERTRADE 経由の取引
円建取引にすれば為替リスクは当社持ちとなり、ユーザー様の為替リスクは発生しません。
②⁻2 海外企業との直接取引
ドル建て、バーツ建て取引となります。海外銀行への振込み手数料の費用負担・手間が発生します。
また為替リスクをユーザー様が負う事になります。
2 事例
■貿易条件
① EXW(工場渡し条件。全ての料金において輸入者が支払う。)
EXWはEX-Worksの略称で、輸出者の負担が最も少ない条件です。その為輸入者が貿易に関わる全てのリスクを負います。
メリットとしては、輸入者自らが物流会社に一括で依頼でき、配送費用のコストダウンに繋がる事、商品の購入価格が安く抑えられる事があげられ
ます。反対にデメリットは、費用の負担や商品の紛失・損失リスク、通関・輸送にかかる書類作成の時間・負担・リスクを輸入者自らが負う事です。
② FOB(本船渡し条件。海上運賃や海上保険は輸入者が支払う。)
FOBはFree On Boardの略称で、輸出国の港にある船上渡し条件です。この条件は、商品を輸出者が輸入者の指定した船に乗せた時点で、
費用とリスクは輸入者に移転します。
当然船の手配から先は輸入者が行います。
③ CIF(運賃保険料込み条件。保険は輸入者が手配し保険料を支払う。)
CIFはCost、Insurance and Freightの略称で、運賃・保険料込みとなる条件です。契約価格の中に商品代(=Cost)、運賃(=Freight)、保険料
(=Insurance)が含まれているという意味。貿易取引を行なう際、貨物を港で本船に積み込むまでの梱包費、検査費、通関費などの費用とリスクの
負担とともに、仕向地まで輸送運賃、保険料を輸出者が負担するという価格条件になります。
④ DDP(関税込持込渡し条件。全ての料金において輸出者が支払う。)
DDPは、Delivered Duty Paidの略称で、仕向地までの持ち込み渡し・関税込み条件です。費用とリスクの全てを負担して輸入者の指定する仕向地まで
商品を運びます。DDPは輸出者の負担が最も大きい条件になります。逆に輸入者にとっては全てを輸出者に任せるため、リスクはなくなる分費用が
高くなるケースが多いです。